2012年8月9日木曜日

「RED STONE」のニンテンドーDS版が発表された「ゲームオンLIVE 2010」。「LuviniaSaga」「ALLODS ONLINE」のステ

2010年10月24日。東京国際フォーラム展示ホールで「ゲームオンLIVE 2010」が開催された。これはゲームオンが手がけるゲームに関連したアトラクションの出展や,対戦大会などが催された大規模なオフラインイベントだ。会場でアップデート内容などが明かされたたタイトルがいくつかあったが,その中でも一番の注目は,MMORPG「RED STONE」のニンテンドーDS版を開発しているという発表だ。発売時期や価格は未定だが,PC版と同じようなテイストのグラフィックスになることや,「ザッピングシステム」と呼ばれるものが採用されて,オリジナルストーリーが展開することなどが明かされた。まだまだ分からないことだらけなので,続報に期待したい。このほかにも興味深い発表や大会などが行われたゲームオンLIVE 2010の中から,本稿では「LuviniaSaga」と「ALLODS ONLINE」のステージイベントと「Alliance of Valiant Arms」の護衛大会の様子をお伝えしよう。ステージの全イベントでMCを務めた宇佐美友紀さん(左),吉良山健一氏(右。「吉」は土に口)中原麻衣さんと今井麻美さんが登場した「LuviniaSaga」のトークショー運営プロデューサーの石井英貴氏(左)と公式ブログ担当のルビ子さん(右)ゲームオンが2010年内にサービス開始予定のファンタジーMMORPG「LuviniaSaga」のイベントは,ゲームのプロモーションムービーをバックに,声優の今井麻美さん,中原麻衣さんがバックストーリーを読み上げる形で始まった。その後運営プロデューサーの石井英貴氏,公式ブログ担当のルビ子さんが登壇し,キャラクターボイスに関連したトークが展開された。ゲーム内のプレイヤーキャラボイスを担当する声優の中原麻衣さん(左),今井麻美さん(右)キャラクターボイスはプレイヤーキャラクターを作成するときに選択でき,プレイヤー同士のコミュニケーションツールとして使える。FPSでいうラジオチャットのようなものかもしれない。ステージではゲストの2名を含む総勢6名の人気声優のプロフィールと,収録済みのキャラクターボイスが公開された。ボイスの中にはどこかで聞いたような声&フレーズが混じっており,再生されるたびに楽しそうに反応する人が多かったのが印象的だ。今井さん,中原さんに限っては,生声でキャラクターを演じてくれるという,サービスもあった。このイベントで観客の心をもっともつかんだのは,声優起用の基準に個人的な好みがたっぷり含まれているという事実を明かした石井氏だ。LuviniaSagaのデバッグに疲れて帰宅したときに観たアニメや,遊んだゲームの影響が少なからずあるという。「おすすめの作品を教えてくれれば,演じている声優を採用するかもしれません」と冗談を交えて観客に呼びかけていた。「LuviniaSaga」公式サイトポールダンスが強烈。ALLODS ONLINEのステージイベントALLODS ONLINEのイベント開始時刻が来ると,照明が突然暗くなり,ステージが怪しげな雰囲気に包まれた。するとステージ奥からセクシーな女性が二人現れ,低音をガンガンに効かせた音楽をバックに,ステージ両脇のポールを使って唐突にダンスを披露し始めたのだ。ビックリしすぎて戸惑う人が多かったような気もするが,そんなことはお構いなしに,二人は激しく踊り続けた。実はこれはゲーム内のキャラクターモーションである「ダンス」をイメージしたショーで,決して担当者が趣味に走ったわけではない。ALLODS ONLINEイベントの最初と最後に披露された「カオリ&アカネ」によるポールダンス。ステージ中央のスクリーン上ではゲームキャラが踊る「ダンス」モーションのムービーも上映された運営プロデューサーの松田雄介氏(左)と開発元Mail.ruのLeonid Chernyy氏(右)ポールダンス終了後,プロモーションムービーの紹介を挟んで運営プロデューサーの松田雄介氏が登壇し,ALLODS ONLINEの魅力である「アストラルシップ」について解説した。これは「アストラル」を旅する船のことで,動かすには舵取り役や砲撃手などの分業が不可欠なため,常に複数人での運用になる。また,アストラルデーモンと呼ばれる,アストラルシップに匹敵するほど巨大な敵との戦闘や,敵対勢力相手の艦隊戦など,ALLODS ONLINEならではと呼べる要素が紹介された。その後,ALLODS ONLINE開発元のMail.ru パブリッシングチームのマネージャーLeonid Chernyy氏が登場。ALLODS ONLINEが今後どのようなアップデートを行っていくかをプレゼンした。Chernyy氏によると,新たな冒険の舞台や強敵,古代歴史の秘密を解き明かすといったエピソード,転生システム,結婚システム,タイムトラベルの要素などが追加されるという。また,新たなマップを追加するたびにレベルキャップを上げていくという予定も明かされた。アップデートの雰囲気が分かるムービーを掲載するので,これを見ながら続報を待とう。※ムービーファイルへのリンク※ムービーファイルへのリンク「ALLODS ONLINE」公式サイト「Alliance of Valiant Arms」護衛モードの日本一はDeToNator実況と解説を担当したバーサーク軍曹(左)とAVA運営プロデューサーの井上洋一郎氏(右)Unreal Engine3を用いた美麗なグラフィックスが特徴のミリタリー系オンラインFPS「Alliance of Valiant Arms」(以下,AVA)は,オンラインFPSで多く採用されている「チームデスマッチ」「爆破」ルールのほか,進軍する戦車を護衛して目的地を突破する「護衛」モードがウリの一つとなっている。今回のステージイベントでは,AVA独自のゲームモードである「護衛」を使った大会「Alliance of Valiant Arms Autumn Festival」(AVAAF)の決勝戦が行われた。今回の決勝で用いられた護衛モードは,戦車を相手よりもゴールに近い位置へと進軍させたほうが勝利となるのだが,戦車は周囲に味方が一人以上いないと進まず,またRPG-7を2発当てられると故障して動きが止まってしまい,再度進軍するには修理作業を行う必要がある。修理は一人または二人で行え,二人で修理したほうが早く直るのだが,修理中は無防備になってしまう。それをどうやってカバーしていくかが鍵となる。なお,ルールは以下の通り。?ゲームルール 攻守交替制(15分×2) 5人対5人 チームキルあり 使用アイテム制限なし マウス,キーボード,ヘッドセット,USBサウンドなどデバイス持ち込み可(デバイスのマクロ機能の使用は不可)出場したクランはオンライン予選を勝ち抜いてきたDeToNatorとAthena。DeToNatorは護衛モードの強豪クラン「Intensive」の元メンバーで構成され,Athenaは2010年4月に行われた「AVAれ祭 2010」の護衛大会で優勝した「Frontier」が前身という,まさに強豪クラン同士の戦いとなった。AthenaDeToNator優勝したDeToNator。優勝賞金25万円と,協賛企業であるMSY提供のゲーミングマウスRazer Imperator人数分をKeNNy氏から手渡されたAthenaの先行で始まった試合は,戦車が第一コーナーを曲がった直線に差し掛かったところで破壊されるが,2分強という良いペースで第一チェックポイントを通過。しかし,第二チェックポイント手前の橋が架かった直線でしばらく足止めを食らう。スモークグレネードを炊いて相手の視界を遮りつつなんとか修理しようとするAthenaに対し,DeToNatorは橋上からのRPG-7やグレネード主体で修理中の敵兵をうまく倒して時間を稼いでいた。前半戦が中盤に差し掛かった頃,Athenaはどうにか修理に成功するとともに,橋上でRPG-7を構えていたDeToNatorの選手を撃破し,第二チェックポイントを通過した。時間はまだ十分あるので,15分経過を待たずゴールを突破できるかも……と思いきや,ここからDeToNatorの反撃が始まる。第三コーナー後の直線で戦車が止まったあと,DeToNatorの鉄壁といえる守備により修理を阻まれたのだ。守備が堅くなった要因は,守備側リスポーンポイントの二階からUAVでAthena側の配置がバレやすくなり,RPG-7とグレネードによる掃討の効率が良くなったこと,それにより手のあいたメンバーが相手リスポーンポイントの裏に回ることでさらに時間を稼げるようになったことが大きいように思われた。結局Athenaは,第三コーナーを通過したものの,最終コーナーを曲がり切るかどうかというところで足止めされたまま15分経過。攻守交代となった。DeToNatorが攻め,Athenaが守りとなった後半戦は,前半と同種の場所で足止めを食らいはするが,再進軍までにかかる時間はDeToNatorの方が速い印象で,前半戦よりもハイペースで戦車が前に進む。最終的には残り時間を5分残し,戦車は最終コーナーを見事突破。護衛モードの頂上決定戦は,DeToNatorが制することとなった。AVAの公認アドバイザーに就任したFPSプレイヤーのKeNNy氏。今後はAVAを盛り上げていきたいという決意を表明した惜しくも準優勝となったAthenaには,賞金10万円と,MSYよりマウスパッドRazer Goliathusが授与された。次回はDeToNatorに勝ちたいと強い意気込みを見せていたのが印象的表彰式ではサプライズ発表として,「サドンアタック」で公認インストラクターを務めていたKeNNy氏がAVAの公認アドバイザーとして活動するということが明かされた。まさに電撃移籍で驚いた人も多いだろう。今回の大会は,ステージ上のスクリーンで各チームの選手の主観視点と観戦用カメラの映像が見られるなど,かなり観戦者に配慮されている構成で好印象だった。とくに素晴らしかったのは,左右のスピーカーから両チームのボイスチャットの内容が聞こえること。強いクランが試合中どのようなコミュニケーションを取っているのかが分かったので,参考になった人も多いのではないだろうか。「Alliance of Valiant Arms」公式サイト

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